ロースト名    < それぞれのローストで得られる香味の特徴 >  
シナモン あの「シナモン」ではなく、超浅煎りのローストです。その豆が持つ野性的な酸味が味わえますが、全ての豆に適するローストではありません。
ミディアム 軽くて香りの強いコーヒーが好きな人にお薦めのローストです。その豆が持つオリジナルな香りと味は、このミディアムローストで知ることが出来ます。 アメリカンタイプのコーヒーを楽しみたいときのローストと覚えて下さい。
シティ 別名ジャーマンローストとも言われ、酸味・苦味・甘味のバランスが良く、日本では最も好まれてます。 特徴は、ほんの少しロースト香が強まり、コーヒーの甘味が感じられるようになります。 ミルクを少し入れて飲みたい方にも、お薦めのローストです。
フルシティ 豆の表面に少し油脂が浮かぶくらいに深煎りにしますので、ロースト香が強まりますが、豆の持つ酸味が消えカルメラ化した甘味成分が増え、充分なコクを楽しめます。80℃を切るくらいの湯温で抽出しますと、飲み終わった後も喉の奥にコーヒーの旨味が残ります。 
ミルクを入れて飲みたい方にも、お薦めのローストです。
フレンチ 豆の表面にタップリと油が浮かび赤黒くなるほどまで煎ります。スモーク臭と苦味が強調されますが低温で抽出するとナントもマッタリとした香味が楽しめ、 コーヒー好きな人の中にはフレンチローストを指定する人も多くみられます。お酒に例えればバーボンみたいなものでしょうか。 苦味の中にもチラッと顔出す甘味と何とも芳ばしいスモーク臭がクセになってしまいます。 カフェオレやカフェラテを楽しみたい方にもお薦めのローストです。
イタリアン 最も深いロースト。豆の持つ甘味が消され苦味を強調します。以前はイタリアでのエスプレッソ用ローストとして使われるておりましたが、最近はここまでの深煎りは敬遠される傾向にあります。  

【ご注意:ローストによる香味変化に関して】
ローストは、深煎りするに従い、保有する酸味は和らぎ、甘味成分が増えて、香りが変化してきます。
従って、上記は基本的な「香味バランス」とし、ロースト変化で好みの味を見付ける目安にして下さい。

※ 珈琲の王国 様より一部抜粋